【賃貸管理】よくあるトラブルとは?入居時・入居中・退去時に発生するトラブルと対処法について解説!
賃貸経営の中でも不安に感じる方が多いのが入居者トラブルです。
入居者とのトラブルは心の負担にも繋がりますし、なるべく避けたいですよね。
今回は賃貸経営においてよくあるトラブルについて解説します。
【入居時によくあるトラブル】
・契約上のトラブルとその対処法
契約上のよくあるトラブルが入居予定者から入居をキャンセルしたいという要望です。
この要望に注意しなければいけないのが、タイミングです。
賃貸借契約は一種の契約のため、双方が合意し契約が締結するまで入居者は入居意思を撤回することが可能です。
賃貸借契約は内見・申込書の提出・入居審査・重要事項説明と賃貸借契約締結の順番に進んでいきます。
入居予定者が入居のキャンセルを申し出た場合には、最後の賃貸借契約締結が完了しているかどうかによって管理人としての対応が変わってきます。
賃貸借契約後にキャンセルの申し出があった場合はキャンセルすることはできずに、一度入居後に退去するという流れで処理を行う必要があります。
【入居中によくあるトラブル】
入居者とのトラブルの中でも多いのが以下の3つになります。
1.家賃滞納
日本では1〜2ヶ月ほど家賃を滞納した場合でも強制的に退去をさせることができません。
しかし、入居時に連帯保証人のサインをもらっている場合には大家は連帯保証人に家賃の支払いを求めることができます。
家賃を催促する場合、賃貸借契約書が手元にあることが必須になります。
2.騒音
騒音トラブルは主に周囲の環境によるものや、上の階や隣の部屋からの音など住人に起因するものの2つがあります。
周囲の環境による騒音は道路や線路などが発生源であることが多いため大家個人で対処するには限界があります。
そのため、入居者に防音カーテンを導入してもらったり、窓を締めてもらうなどの工夫をしてもらう必要があります。
一方、工事等で一時的に大きな音が発生している場合は、工事時間の短縮など常識の範囲内で交渉する方法もあります。
住人が騒音の原因となっている場合には、事情を確認した上で張り紙等で注意喚起をするか、管理会社から個別に注意を促してもらうといいでしょう。
3.設備劣化
劣化によって使用できるはずの設備が使用できなくなるなどのトラブルが発生することがあります。
例えば給湯器が故障しお湯が出なくなったり、エアコンやヒーターが故障してしまうなどの設備トラブルが最も多いです。
これらのトラブルは季節によっては生死に関わる場合があるのですぐに対応する必要があります。
備え付けの設備に関しては大家に修繕義務があるため、大家自身が現地に赴くか、難しい場合には管理会社に対応を依頼するようにしましょう。
いかがだったでしょうか。
今回は入居時と入居中によくあるトラブルについて解説しました。
このようなトラブルが発生すると、家賃収入にも影響が出てしまう可能性もあるため注意が必要です。
株式会社雅ではこのようなトラブルでの負担を軽減するために、建物管理事業にて設備管理から保安管理、クリーンサービス等の運営や管理に関わる様々なサービスを提供しています。
賃貸管理でお悩みの方はぜひ一度弊社までご相談ください。
次回は退去時に発生しやすいトラブルについて解説するので、そちらもぜひ参考にしてみてくださいね。